このリングは、幾重もの結界が施されているとされる特級呪物です。北欧神話のさらに古層、ケルト・ゲルマンの狭間に伝わる幻の沈黙神―ヴァルドル（Valdr）が宿ると伝えられています。 彼は記録に残された神々の物語には登場せず、口でのみ語り継がれてきた、魂の安寧と安定を司る存在です。 ＊ヴァルドルの逸話＊ 彼はかつて戦神らが争う最中、ただひとり心の静けさを守る神として北方の深い森の中で信仰されていたと言われています。 彼の祭壇には常に黒き石が祀られ、「それを見つめるだけで魂が澄んでいく」と民に崇められていました。 このリングには、まさにそのヴァルドルの神性の一部が転写された結界石が嵌め込まれており、着用した者に心身の安定と種々の外的悪影響から守護する力をもたらすと言われております。 ＊このリングを身につけていた者＊ かつて、デンマーク北部で自然療法師として活動していた女性がいました。人々の心身の不調を森の力で癒すと評判の人物であり、ヨーロッパ全土から彼女の元を訪ねていました。しかしある時から、人を癒せば癒すほど自身が抜け殻になっていくと感じるようになります。 次第に、彼女の心は倦怠と陰の波に蝕まれていき、 自分の中に澱を感じるようになったのです。 そんなある日、古い知人の錬金術師からこのリングを手に入れたその夜、彼女は夢の中で深い森と黒い石が嵌め込まれた指輪が祀られている祭壇を幻視したのです。 翌朝から彼女は身体が軽いと驚き、鏡の前で思わず微笑みました。直感力が研ぎ澄まされ、精神の安定を取り戻す等、リングによる絶大な恩恵を体感したのです。 彼女は、「心が叫びをあげる前に神が手を差し伸べてくれた。」と語っています。 ＊リングがもたらす影響＊ ◆慢性的な疲労感・無気力状態の払拭 ◆精神バランスの正常化・衝動性の制御 ◆自己肯定感・自尊心の底上げ ◆感情に流されない判断力の強化 ＊リングが適している方＊ ◆人間関係に疲れ果て、他人の感情に振り回されてしまう方 ◆人と会った後理由もなく落ち込んだり、気分が沈むことがある方 ◆慢性的な不安・焦燥感に悩まされている方 内なる混乱に終止符を打ちたいと願う人へ、このリングが力になれるかもしれません。 ＊注意事項 初日は着用したまま就寝することが推奨されます。 一時的に微弱な頭痛・眠気などの好転反応が起こる場合があります。